交際までの道のり

私なりには話せたものの、すぐにお付き合いということにはなりません。
有難いことに、初めて参加した個室型のお見合いパーティでは、
一応カップル成立ということにはなりました。

カップル成立になると、その後の行動は自由ということになります。
多くの方々は、パーティの後に場所を移して食事をしたりお茶をしたりするそうです。
そこで、パーティ会場では掘り下げられなかった会話をするのが流れでした。

私もその日のうちにお茶をすることにしました。
しかし、やはり周りの目が気になってまともに会話になりませんでした。
折角パーティで想いが通じたのに、その場でその女性とは終わってしまいました。

ここで、私はまた自信を無くすことになります。
教授にご教示願いました。
30歳を過ぎた男が、教授の力を借りないと何も出来ないなんてお恥ずかしい限りですが…。
私には親友と呼べる者もおりませんでしたから。

教授は私の才能は買ってくれていて、息子のように可愛がってくれていました。
結婚の話を振って来たということは、旅をさせようと思われたのでしょう。
今は話し方教室というものがあるから、一度訪れてみてはどうかと言われました。

私は教授のお言葉に従い、緊張せずに話せるように話し方教室に行くことにしました。
半年くらい通ったでしょうか。
教室でご指導してくださった女性の先生とも、全く緊張せずに話せるようになりました。
レッスンの中には、教室外での会話の練習もありました。
周りをいかに気にせずにお話をするか、みっちり学習したように思います。

こうして、私のお見合いパーティリベンジがやってきました。
パーティー参加前にはパーティー体験談を熟読し、しっかりと予備知識も詰め込みました。
そのお陰か緊張せずにお話が出来、お相手の話も聴く余裕が出来ました。
その甲斐あってか、今度は交際に発展するかもしれないというところまで来ました。

彼女は私より3つ下の女性です。
私からすると魅力ある女性に思いますが、コンプレックスがあって
男性とお付き合いしたことがなかったのです。

お互いにゼロからのスタートということで、その後のお付き合いも緩やかに続いて行きました。
所謂プラトニックな関係ですね。
それでも、私達は愛を育んでいると思っていました。
彼女と一緒にいる時間が、今までの私の人生で一番ホッと出来る時間だったからです。

彼女自身も、今まで誰ともお付き合いしたことがなかったので、この緩やかなお付き合いに異論はなかったそうです。
男女の仲というのはこういうものだと思い込んでいたようで…。
私達は今時の中学生以下のお付き合いをしていたかもしれません。

 

二人三脚

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